ペン使ってますか?

量販店営業

ペン使ってますか?

矢野経済研究所によると、

2016 年度の国内文具・事務用品市場は前年度比横ばい推移の 4,692 億円

2016 年度のシャープペンシル市場規模(本体及び替芯)は、メーカー出荷金額ベースで前年度比 3.3%増の 155 億円であった。

2016 年度の万年筆市場規模は、メーカー出荷金額ベースで、前年度比 0.6%減の 46 億 5,000 万 円であった。

筆記具はリーマンショック後の新製品により筆記具市場がここ数年活性化している。

文房具業界における小売業態の現状と展望の論文によると、小売事業者数は、30%以上減少、年間販売額は50%以上減少と、かなり年々減り続けている。

一方、小売の二極化により、大型店においては、より売り場面積を増やし、それに伴い販売額も増加させている。

これにより、中小のあまり売り場面積が取れない小売店は、アスクルなどのECの影響により法人需要が取れなくなり廃業し、個人を惹きつけられる大型面積の小売店が生き残っていると言える。

メーカー各社の特許戦略を「Biz Cruncher」の資料で確認すると、パイロットがフリクション効果か、特許総合力では1位となっている。

パイロットコーポレーション(中央区)の「カクノ」は25年10月に発売し、これまでに200万本以上を販売するヒット商品だ。

ジュニア世代(小学生)向けの万年筆ラインナップとして、子どもでも気軽に使え、販売価格は1000円程度と手頃

その他にも三菱鉛筆では、ジェットストリーム」、芯先が自動回転するシャープペン「クルトガ」、ホルダーとリフィルを自在に組み合わせられる「スタイルフィット」。いずれも高い技術を背景に文具市場で奮闘している。

「会社の備品なら文句はいわないが、自腹で買うならよいものを選びたい」という嗜好から、店頭での小売をうまく開拓していったと思われる。

パーソナルユースの高機能・高付加価値商品をうまくマーケットに浸透している作戦が功を奏していると言える。

”文具女子”をターゲットにした2017年12月東京で開催されたイベント文具女子博ですが、初めてだということで、3日間で、およそ2万5000人が来場する賑わい。

自分へのご褒美「プチ贅沢」に通じるところもありそうです。

全国の文具にこだわりのある20歳~49歳のオフィスで働く正社員女性800人に聞いたネオマーケティング調査によると、

かなりこだわっている」、「こだわっている」と回答した方が最も多い文具は「筆記用具」。
次いで「ノート・手帳」、「付箋・メモ帳・ひとことメモ」となった。

「筆記具」、「ノート・手帳」、「付箋・メモ帳・ひとことメモ」は「使いやすいから」と回答した方が最も多く、

「ペンケース」と「一筆箋・便箋・封筒」は「デザインが良いから」と回答した方が最も多い結果となった。

この事から、「筆記具」、「ノート・手帳」、「付箋・メモ帳・ひとことメモ」は、確実に店頭で試せる状態にある事が重要であるとわかる。

文具市場からまだまだ目が離せませんね。
では、また

セブンイレブン45周年でしたね