「下請けからの華麗なる変身のヒミツ」

今話題のバーミキュラっていう炊飯器は知ってますか?

 

では、なんていう会社のブランドかご存知ですか?

 

愛知ドビーという会社です。

 

愛知ドビーは創業76年と歴史は長いが、社員とパート合わせて数十人の、いわゆる「町工場」。

 

かつて愛知県は繊維産業が盛んだったため、

 

社名通り「ドビー織り」という模様を作る繊維機械のメーカーだった。

 

しかし繊維産業の衰退とともに、建設機械などの部品を鋳造して、

 

それに機械加工(削る・穴を開ける等)を施して仕上げる、鋳物部品の加工に社業の軸足を移す。

 

その後もともとは、船舶やクレーンの部品を作っている会社でしたが、

 

下請けのままでは未来がないと、チャレンジした商品です。

 

鋳造と精密加工技術に優れた同社で

 

我々にしかできない世界最高製品を作りたい

 

からはじまり、

 

アイデアを探したところ、

 

たまたまた引き出物でもらった

 

ル・クルーゼから、無水調理法に出会い開発を進めました。

 

もともと技術のあった同社ですが、開発には、丸3年ほどかかってしまいました。

 

コンセプトは、

 

世界一、素材本来の味を引き出す鍋

 

予算が限られる中

 

東京、有機野菜の直販イベント『ファーマーズマーケット』で、

 

バーミキュラによる温野菜の試食とカレーの販売を実施。

 

その後東京・恵比寿でフードコーディネーターの講師を招き、ブロガーを対象に料理会を実施した。

 

これが大きかった。

 

ブログ等で紹介され、瞬く間にバーミキュラは受注数が増えて行く。

 

サービス面でも工夫を凝らした。

 

「注文から使い方まで、購入した方を一生にわたってサポートする」

 

フリーダイヤルの相談窓口を設けたのだ。

 

「修理は何度でもします。バーミキュラで作れるレシピ相談も多く、

 

毎日、夕飯の前に電話してくださるお客様もいらっしゃいます(笑)」

 

生産数や販売数より

 

“世界一愛されるもの”

 

にしたかった。

 

本当に理解してもらえる人に買っていただきたいと思った。

 

ヒットさせたいという思いはあるものの、当初、月1000個も売れるとは想像もしていなかった。

 

もともとは月に100個程度の生産である。

 

レシピブログが行う2016年トレンド料理ワード大賞でも、第1位

 

日経新聞の新製品ランキングでも第1位

 

審査員からのコメントでは、

 

コメの一粒一粒がしっかりと輝いて見えた。鍋底の突起の工夫などが功を奏している

 

つやとみずみずしさを持ちながら、しっかりした食感で高級炊飯器にも勝るとも劣らない味

 

炊飯器のような成熟分野でも新開発の余地があることを実証した

 

とべた褒め

 

その後の売れ行きは、当然の結果ですね。

 

“世界一愛されるもの”

 

ココにグッときましたね!

 

マーケティングは技術でしかない。

 

やはり想いのある会社は強いですね。

 

あなたの商品も、“世界一愛されるもの”になってますか?

 

では、また。

1.基本情報

ストーリー戦略家

慶応義塾大学大学院(MBA

マーケティング学会員

1976年宮城県生まれ東京在住

 

2.仕事概要

売上伸び悩みの会社を、オンリーワンへ変革させることによって、

幸せな経営に変える専門家


所在地〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目3番3号 G1ビル7階