あなたは、イートインスペース利用しますか?
イートインの次は、グローサラントが来ます。
成城石井などが導入した、スーパーで旬の食材を体験するレストランのことです。
特にアメリカではグローサラント研究が著しい。
2016年1年間で、延べ24億回の来店数の増加がみられ、
100億ドルの売り上げに貢献したということです。
グローサラントとは
スーパーマーケットを意味するグローサリー(grocery)とレストラン(restaurant)を合わせた造語であり、
レストランのような高品質のミールを販売しながらも、
スーパーマーケットの店内でも食事を提供する業態だ。
背景は、スーパーマーケットが新鮮な食材を活かしたこだわりのメニューで、
競合店やオンラインストアより先に顧客の胃袋を奪ってしまう戦略でもある。
グローサラントのイートインは、
スーパー内の一角にテーブルとイスを並べたお座なりのスペースではなく、
レストランと同等のくつろぎの場となっている。
外食と内食(家庭料理)の間にある中食に
スーパーがレストランでも家庭でもない第三の食事場所「サードプレイス」まで提供するのだ。
グローサラント業態もスーパーによって3つの戦略に分けられている。
一つ目が自店の人気デリを活かして延長線上として店内レストランを作る戦略がある。
二つ目は地元などで人気のレストランを店内に誘致する戦略がある。
この戦略に長けているのはホールフーズ・マーケットだ。
三つ目が有名レストラン等で活躍するシェフをヘッドハントして、
こだわり食材や人気デリから新たなメニューを創作し店内レストランで提供する戦略です。
成城石井も日本で本格導入した。
購入したデリや惣菜を店内で楽しめるだけでなく、
店内で販売する食材を使った鮮度のよいメニューを提供するなど、
販売する旬な食材を生かした新しいサービスを提供している。
最近では日本でも、イータリー・アジア・パシフィックが東京駅構内の商業施設、
グランスタ丸の内にオープンキッチンのあるレストラン併設の大型店舗「イータリー(EATALY)」(店舗面積約450平方メートル)をオープンし、話題を集めたばかりだ。
早藤正史執行役員は「成城石井が厳選した食材を五感で感じてもらう場にしたい」と話す。
さらに料理提供で終わらず、メニューに使う食材や調味料の9割は店内で購入できる。
「スーパーは物販だけでなく、旬を体験してもらう場にならないといけない」
(成城石井の早藤執行役員)
これが日本に定着していくのか、たのしみです。
では、また。