あなたは、マクドナルド好きですか?
2017年12月期の連結純利益を前期比3.7倍の200億円に上方修正し、上場来の最高益となる
やっとここまで来ましたね!
2014年7月、マクドナルドと取引のあった中国の食品加工会社の、
消費期限を過ぎた肉を使うなどのずさんな衛生管理の実態が明らかになり
過去最低の売上を記録。
それから3年
で、この3年で具体的にやった事は
▼ビジネスリカバリープラン
(1)よりお客様にフォーカスしたアクション
・メニュー
・バリュー
・お客様とのつながり
(2)店舗投資の加速
(3)地域に特化したビジネスモデル
(4)コストと資源効率の改善
今回の決算数字に影響を与えたのは
(4)コストと資源効率の改善
ですね。
ただし、それを、支える土台の作り直しを
経営陣はやり抜きました。
企業はヒトなり
と言われますが、
顧客と従業員に対して、
食品についてシビアな視点を持つ母親ならではの発想を取り込むべく、
全国47都道府県の店舗を訪れて352人の母親とミーティングを実施。
「タウンミーティングwithママ」と呼ばれた、このカサノバCEOと母親たちの意見交換
社長と直接会ったのは藤田さん以来です。
その藤田さんとも会話したことはない。
テレビで見るサラさんとは違って本当に明るいかただし、
何より私たちを大切に思ってくれているのが伝わってきて感激しました」
経営陣の本気度が伝わってくる瞬間ですね!
そこから、商品、サービスも徹底的に磨き
グランドビッグマック、必勝バーガー、クラブハウスバーガー、満月チーズ月見など、
数々のヒット商品が生まれ、お客様からも高い評価をいただいております。
ただしまだまだ手放しでは喜べません!
売上は過去最高の60%
営業利益も過去最高の51%程度です。
復活はまだ道半ばと言ったところでしょうか。
大塚家具も3年ぐらいで復活出来ると嬉しいですね。
この復活のステップは多くの企業が見習うべきポイントが多数あると思います。
まずは、不祥事の逆風のなかやり抜いた経営陣
経営陣刷新の選択肢も当然あったかと思われますが、
この逆風のなかやり抜いた事は賞賛に値しますね。
次にすぐP/L改善に着手した。
なかなか、ココを意思決定できない企業が多いです。
しがらみってやつですね。
時間だけが過ぎ、改革が遅れるし、数字も上がらないので、
社内のモチベーションも下がったままになってしまいます。
その中で、迅速に方針を出しやりきったのはイイですね。
最後に、ヒトを大事にした事。
もっとも大事なのが、ココですね。
企業はヒトで成り立っています。ブランド毀損した今、ヒトも揺れ動きます。
具体的には、消費者の離脱や、従業員の退職、モチベーションの低下ですね。
P/L改善だけを一気に行えば、決算上はV字回復作れちゃいます。
ただ、本当に一瞬のVで、そのあと業績が上がらずまた下がってしまいます。
ヒトの問題にもすぐ手を打てたのはイイですね!
以上、やり抜いて、P/L改善して、ヒトを大事にした事が、復活につながりました。
これは、別に特別な事ではなく、王道のやり方ですね。
今後はもう少しマクドナルドに行く回数を増やしたいと思います(笑)
では、また。