Amazonの成長と小売&メーカーのマーケティング

Amazonの成長と小売&メーカーのマーケティング
で中央大学専門職大学院戦略経営研究科(ビジネススクール)研究科長中村博先教授の講演にマーケティング学会で参加してきました。

ざっくりまとめると、小売はデジタル(DX)+特徴を打ち出していく必要があるよね、といった話し。

イオンのデジタル投資が3年で1兆円、三越伊勢丹ホールディングスも、今後3年間で220億円を投じネット通販事業を強化し、ローソンは19年2月期のシステム関連投資を、前の期比7%増の200億円に引き上げる。日本経済新聞が実施する小売業調査では、約200社が回答したIT関連の投資額の合計が、12年度から17年度にかけて約2倍に増加。(リテールテックJAPAN記事より)

各社の投資加熱競争が見て取れる。少し気になるのは、投資金額突っ込むのは良いのですが、良いパフォーマンスをさせる投資の仕方が見えているのでしょうか。1挑円もあると、ここからここまで全部、とかいけるんでしょうが、どこと組んでいくと上手くいくのでしょうか。日立?富士通?パナソニック?東芝?コンサルティングファーム?知っている方ぜひ教えてくださいませ。

国内の小売でデジタルが上手くいっているところというと、トライアル、GU、無印良品とかなんですかね。コンビニでもまだまだアプリダウンロードしてね、なので、今後に期待ですかね。

ちなみに、業界で話題のトライアルホールディングス 取締役副会長 グループCIO西川 晋二さんは、松下電器貿易(現Panasonic)入社。87年、米Panasonic(シリコンバレー支社)出向を経て、2002年にトライアルカンパニー入社。トライアルホールディングス 執行役員CTO・松下 伸行氏は、SONY入社後、Cyber-shot、Xperiaの戦略、研究、開発に従事。
ベンチャーで事業立ち上げを経験し、2016年より現職。2008年SONY MVP受賞。工学博士である。こうみると、今後ヒトが重要なポイントになりそうで、ここでも取り合いが発生しそうですね。

それで、デジタルを活かした戦略の話しなのですが、とりあえずamazonとガチ競合はあまり良い打ち手じゃないですよねってことでした。その他にも3つぐらいありますと。リアル店舗を活用した打ち手です。Walmart,コスモ、トライアルのような安さ勝負。無印良品、ニトリ、ユニクロのようなブランド勝負。コストコ、ドン・キホーテなどのワクワク勝負ですね。大手流通ですと、トライアルモデルへのスポットが良く当たっておりますが、それ以外もあるよね、という話しでした。この流れでD2Cのベンチャー企業も続々出ているし、もっと安さ以外の部分でのデジタル活用にも流通企業が目を向けて頂けると楽しい世の中になるなと思っております。効率的に安く買うばかりでなく、ワクワク楽しみながらショッピングしたいなと個人的には思っております。

で、メーカーとしては、どこの枠の小売りと組めるのかっていう話ですが、当然ですが、うれしい取引先は、1カ所だけです。この分け方で行くと、ワクワク系ですね。コスモスさんはいまガンガン伸びておりますが、取引条件に関しては、それはそれは厳しいですよね。ブランド系は、そもそもSPA型なので、PBとして入るぐらいしか余地がないですね。まあドン・キホーテがベストか聞かれると、もちろん議論の余地はいろいろありますが、まあ他に比べると悪くないかなといった感じでしょうか。自分の売り場のところのcustomer experience(顧客体験)をどう設計するのか、に関してどんどんビジネスをアップデートできるかどうかがカギになってくると思います。商品ではなく、売り場ですね。ここがビジネスの生命線となると、ここができるメーカーさんとがっちりタッグを組むといったイメージでしょうか。そうすると、今後は大幅なメーカーさん取引調整が入ってきそうですね。小売りも儲からないビジネスになってきており、コスト削減に血眼になっております。どんどん下がる販売坪単価。売場を大きくしても儲からないよね。ジャム理論(24種類のジャムと6種類のジャムでは、6種類のほうが売り上げに貢献。選択の科学アイエンガー教授)にのっとると、メーカーは3位ぐらいまででいいかとなりそうですね。

あとは、もともと講演の内容が、ドラックストア関連だったので、販管費ランキング。やっぱりコスモスさんは圧倒してますね。そりゃ安売りできますね、って事ですね。

あとはamazonさんの話題では、実は利益貢献が高い事業1位は、AWS事業。2位はprime会員費、そして3位が、マーケットプレイス手数料です。

amazon恐怖銘柄なんてのもあるんですね。そのうちGAFA版とかもあるんでしょうか。

で、恐怖銘柄で唯一好調なウォルマートさんがamazon対策どうしてるかというと、デジタル関連とイノベーション関連の対応してますよ、との事でした。

あっという間に変わる小売環境。これから企業の動きに益々目が離せませんね。
では、また

1.基本情報

ストーリー戦略家

慶応義塾大学大学院(MBA

マーケティング学会員

1976年宮城県生まれ東京在住

 

2.仕事概要

売上伸び悩みの会社を、オンリーワンへ変革させることによって、

幸せな経営に変える専門家


所在地〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目3番3号 G1ビル7階