心理的安全性はそもそもどうやって作るのか?
作るにはステップがあります。
概要を簡単に説明します。
ステップ①現状を診断し、見える化して、共有する
まずはうちの組織はどうなっているのか。何が課題なのかを診断する必要があります。
かんたん心理的安全性診断を行っております。ご希望の方は連絡ください。
組織の全体像を把握することが先決です。
でないと、心理的安全性の研修行った、、、、。
しかし数日後、何も変わらなかった、、、。
この内容の立て直しでご用命を頂くことも最近は増えてまいりました。
普通の研修と同じように考えてはだめです。
それではほとんど効果がありません。
むしろ、時間とお金をかけてムダだった!
が起ります。
まずは課題の抽出。
最優先で行いましょう。
ステップ②組織の使命とは?
そもそもうちの会社はなぜ存在しているのか。
ここからさかのぼりましょう。
いまさら?という方も多いかもしれません。
うちの会社の企業理念や創設は、新入社員以来確認していない、、、
という組織も意外と多いです。
しかしここがブレると、後の施策に大きな影響が出ます。
我が社の目的はそもそも何か。
ここをはっきりさせましょう。
いやー、うちのメンバーに言ってもなー、腹落ちしなさそうだなー
ご安心ください。
そのための施策やアクティビティを準備しております。
追加で実行することも可能ですので、ご相談くださいませ。
さて、組織の使命がはっきりした!とします。
ここから次の内容に行きます。
これって、共有出来ていますか?
ここも重要なポイントです。
船頭多くして船山に上る、にあるように、船頭があちこち見ていたら、いつのまにか、違うところについてしまった。では笑えません。
全員で組織の使命を共有する必要があります。
組織の使命を共有する?
どうやってやるのか?
とりあえず、ポスターでも貼ればいいのか?
いえ、それでは効果的とは言えません。
なぜこの組織の使命なのかを、語る必要がございます。
もちろん、毎年の経営計画の際にお話しいただく企業様もいらっしゃいます。
しかし、これまで全く組織の使命を話していないのに、急に話すと唐突感が出ます。
そして、唐突感は、納得度を下げてしまい。
思ったほど、腹落ちしない事態を生みます。
きちんと準備をして、組織の使命を共有する仕掛けを用意する必要がございます。
ちょっと不安だなーという方は、こちらもご相談頂ければと思います。
ステップ③チームの信条を作る
さてここまで、現状を把握した、組織の使命を共有した。いよいよここからチーム作りに着手します。
そこでまずはチームの信条を作ります。
チームの信条とは、、、。
我がチームとは、○○である。とチームメンバーで作成し、共有することです。
いきなりチームは変われません。
では、どうするのか。
まずは、我々チームはどうあるべきかのか。
ここを議論して固めます。
なんか、面倒な工程ですね、と言われます。
しかし、ここがないと、チーム運営に支障をきたします。
組織の使命を受けて、我々チームは、どうあるべきか、何を大切にするのか。
これをリーダー一人で作るのではなく、チームメンバーも巻き込んで作っていきます。
いきなり完成品を目指すのではなく、まずはチームメンバーが納得感が高いものでよいです。
そうすると、チーム運営の土台となり、トラブルがあった時にも、立て直しやすくなります。
ステップ④対話の雰囲気を作る
いままで、一方的にリーダーが話す会議。いきなり自由に話していいよ!と言われても、チームメンバーが困ってしまい、結局以前と変わらない、、、とよく聞きます。
そのため対話のための雰囲気作りが大切です。
そして雰囲気が一気に変わることはありません。
あせらず、こつこつ積み重ねる。この意識が必要です。
たまに会議の時だけ頑張るリーダーの方がいます。
これではなかなか雰囲気作りができているとは言えません。
会議の時だけ、さあ私はみなさんの意見が聞きたいのである、、、
メンバーからしたら、急にどうした?です。
戸惑ってしまいます。
席に座っている時に、眉間にしわが寄っていませんか?
しかめっ面でPCの画面をにらんでいませんか。
厳しい口調で、電話口で話していませんか?
これ全部雰囲気作りにマイナスに作用します。
メンバーはあなたの何気ない行動をチェックしています。
本当に些細なことまでチェックしていると思ってください。
ですので、普段の行動、言動から気を付けるここが第一歩です。
その上で、会議での対話の雰囲気を作ることができます。
この対話の雰囲気づくりの具体的方法は研修でお伝えしております。
ステップ⑤人の関係を築く
さて、雰囲気作りはできてきました。
いよいよ、人との関係づくりに入ります。
心理的安全性とは、共有するものです。
ですので、チームでの関係で、心理的安全性が共有できなければなりません。
では、チームとはだれを指しますか。
一人一人との関係を構築していくことが必要です。
よく1on1で話しているから、関係性構築できていますよね。
という方がいらっしゃいます。
それ本当ですか。
本当に相手もそう思っていますか?
ここが重要なポイントです。
オフィスにいるとき、1on1のとき、会議の時、お客さんの前の時、あなたの行動や言動は一致していますか。
ここにブレがあるリーダーはなかなか関係性を構築できません。
まずは普段の行動、言動をチェックしていきましょう。
そのうえで、メンバーとの関係を構築できれば良いですね。
まずは相手の心に橋が架かる。こんなイメージができればよいですね。
そして、人との関係ですので、メンバーが違えば、また関係づくりが必要です。
なかなか骨の折れることかもしれません。
しかし一度関係が構築できると、それはよほどのことがない限り、なくなりません。
ですので、まだ相手との関係が構築できていないなーという方、ぜひ一歩踏み出してみてはいかがですか。
ステップ⑥改善し継続する
先ほど言いましたが、すぐにできるものではありません。
ですので、継続的な改善が必要です。
普通の研修と同じように、一度やったらおしまい。では、なんら変わりません。
では、どうするのか。
時間をかけて、改善し、継続していくのです。
まずは、今回対象となったリーダーの方同士で横のつながりができると良いですね。
私は、ここがうまくいった、私は、ここが上手くいかなかった、、など、お互いに取り組みに対して、本音で意見交換できる場を作ることが必要です。
そして、継続的にサポートしていきますよ、と指針をだすことも大事です。
リーダーを孤立させないことがポイントです。
ぜひ継続的に改善をやめることなく、続けて頂ければと思います。
正しい、ステップと正しい理解は、失敗を回避し、効果を高めます。ぜひあなたの組織を見つめるヒントにしてください。