
心理的安全性の重要性を理解し、ワナを回避するためのチェックポイントをご紹介します。組織の現状を見える化し、課題を明確に把握することが第一歩です。ただ心理的安全性を目指すだけではなく、関係性を意識しながら取り組むことが重要です。また、心理的安全性を目的にした研修だけでは効果が限定的です。チームのパフォーマンスを改善する視点で取り組むことが推奨されます。変化へのチャレンジは遅すぎることはありません。ウチでも変われる可能性があります。ぜひ一歩踏み出して、心理的安全性を育む組織への変革を実現しましょう。
①現状の診断と見える化による課題認識
心理的安全性を高めるために、必要なステップはまず組織の状態を見える化することである。
データを使って見える化する手法であるが、実は様々なものが存在する。
弊社では、オーソドックスな手法として、診断項目に基づいたアンケートによりデータ収集を行い見える化することをおススメしている。
もちろん一部の方よりのヒアリングする手法もあるが、全体が見えにくいため、適切な打ち手が判断しにくい。
また声の大きな方の意見に偏った判断となる可能性も否定できないため、あまりお勧めしていない。
まずは診断項目に基づいたアンケートを分析して見える化を行う。
そのうえで、課題の適切に認識することである。
多くの組織にとってすべての項目が低いことは少ない。
どこが良くて、どこが悪いのか、をきちんと把握することがはじめの第一歩である。
そしてここで終わってはダメである。
なぜこの良いところが表れているのか。
その原因を、ディスカッション等を通じて明らかにすることが大事である。
そして悪い点も同様に行う。
ここまで実施して、初めて課題が浮かび上がってくるのである。
この課題認識を適切に行えない会社と取引することはお勧めできない。
ぜひうちの課題は何か、一緒に考えて頂けませんか?とお声がけ頂きたい。
課題は自社の構成員の目だけでは正しく把握できない。
ぜひ外部の目を適切に活用頂くことをおススメする。
②心理的安全性を目的にしない
心理的安全性を高めたいんです!と勢いよくご相談頂きます。
はい、はい、と伺っております、、、。
で、重要なポイントお忘れではございませんか。
気づきましたか?
あなたは、心理的安全性について良くご存知かもしれません。
しかし、端的に申しまして、心理的安全性とは、概念でしかないです。
従いまして、心理的安全性だけ!を上げてもあまり意味はないです。
きちんと、そこから結び付く関係性を意識したうえで、心理的安全性を取り扱うことが重要です。
なので、心理的安全性の研修をやって終わり!はほとんど意味がないことが認識いただけるかと存じます。
そうなんです、ほとんど意味がないんです。
研修やりたいと思って頂いた方申し訳ございません。
なので、心理的安全性の研修だけ!を提供している会社とお付き合いする場合は、そこから結び付く関係性を意識したうえで、サポート頂くのが良いと思います。
そこで、結び付く関係性ですね。
はい、基本的にはチームのパフォーマンスを目的として導入されることをおススメします。
チームのパフォーマンスです。
ここをきちっと定義したうえで、測れるとオモシロいです。
ぜひ気になる方はお問い合わせください。
話しを戻します。
ここでの結論は、心理的安全性を目的にしない!です。
心理的安全性だけおっても意味がないです。
お忘れなく。
③ウチでも変われる
心理的安全性のお問い合わせで、ネガティブな意見が多いのも承知しております。
うちはいままで、心理的安全性のことは全く考えてこなかったので、いまから取り組むのは難しいと思うんですよね、、、。
という意見です。
確かにそうかもしれません。
わたくしも、あなたの組織が絶対に変われるとは断言できません。
しかしこれだけは言えます。
いま、一歩踏み出せば、一歩良くなります。チャレンジしませんか?です。
残念ながら、多くの会社で、個々の事情があることは、実際に多いです。
そして良く記事で見ますね。
心理的安全性で成功して取り上げられている会社。
実際にそのうちのいくつかの会社のことを深く見ていきますとあることが見えてきます。
そもそも心理的安全性の土台が整っていますね。
観る人が見れば、わかります。
いま取り上げられている会社は、実はそもそも心理的安全性の土台が整っている会社も多いです。
では、土台がいま整っていない我が社はどうすればよいのか。
もう手遅れですか。
そんなことはございません。
いま、心理的安全性にピンと来たならば、ぜひチャレンジすることをおススメします。
すぐに、あの記事のように上手くいかないかもしれません。
しかし、悪くなる一方の組織を、一歩良くする。
大変尊い一歩です
そこに価値があります。
いやーうちだと今更遅いかなーと思っている方。
ウチでも変われます!
ぜひ一歩踏み出してくださいませ。