あなたのチームは、1+1=2ですか?チームパフォーマンスを上げるにはこれです。

心理的安全性

さて、チームパフォーマンスについてです。

そもそもチームパフォーマンスを上げるには、どうすれば良いのか?

あなたは、考えていますか?

もちろん、考えていますよね。

チームパフォーマンスについて、基本的な理解をお伝えします。

綱引きをイメージしてください。

綱引きをしたことありますか?

私も、運動会の経験であります。

それで、チームパフォーマンスとの関連性です。

綱引きです。

一人増やしたら、本当に一人分の力増えますか?

いかがでしょうか。

あなたは、どう思いますか?

増える?

増えない?

これを実際に実験で証明されております。

リンゲルマンの綱引き実験と言います。

プロセスロスが起り、一人で引っ張るよりも集団で引っ張る方が、一人当たりのパフォーマンスが低いことが明らかになっております。

いかがでしょうか。

なんとなく、イメージできるのではないでしょうか。

では、チームパフォーマンスです。

1人増えたら、本当に一人分パフォーマンスが上がるのか?

これも典型的な内容ですね。

結論は、現実の生産性と、差があることがわかっております。

プロセスロスとプロセスゲインと言います。

まず現実の生産性がありますよね。

あなたのチームでもそうでしょう。

現実の生産性、いかがでしょうか。

そこから、潜在的生産性と最大生産性があります。

最大生産性とは、現実の生産性との差分です。

1人当たりの生産性の総和が、そのまま組織の生産性とイコールにはなりませんよね。

これがまず見るべきポイントです。

そしてこの最大生産性と現実の生産性の差が、プロセスロスと言います。

プロセスロスとは、各メンバーがバラバラで非協力的だったり、非効率的な仕事の進め方をして生産性が低くなることを言います。このプロセスロスには、二つあります。一つ目は、社会的手抜き等の動機づけのロスです。二つ目は、綱を引くタイミングが合わないといった行為の相互調整のロスです。

 では、どうすればよいのか。それは、人と人との関係性=プロセスを改善することです。組織全体の目的達成に向けて、人との関係性、プロセスに焦点を当て、その最大化を目指すことが必要なのです。それが組織開発です。人材開発に着手されている企業様が多いのですが、組織開発はまだ一部の企業様のみ着手されています。ぜひあなたの会社でも組織開発に目を向けて頂けると良いと思います。

 そこで心理的安全性です。心理的安全性は、この人と人とのプロセスに着目しております。まだ全く組織開発に目を向けたことがない方へもおススメです。

 では、プロセスのなかで必要な関係性についてみていきましょう。これは氷山モデルと言います。氷山モデルとは、目に見える部分と、見えない部分がるよね、です。目に見える分とは、仕事内容、会話、時間管理等わかりやすい内容が多いですね。目に見えない部分では、チームの雰囲気、お互いの関係性、リーダーシップ、メンバーの参加度合い、チームのノリなんかがあります。ついつい社内のコミュニケーションはこうなっていませんか。これ、来週までにお願いね。はい、かしこまりました。よくあるシチュエーションです。そこで、氷山モデルを使ってみていきましょう。目に見える部分では、わかりました、となりました。では目に見えない部分はどうだったのか。本当にわかりました、なのかです。その時、部下は困った顔を一瞬しませんでしたか?ちょっと間がありませんでしたか?それを観察、察知しようとしましたか?ここが重要なポイントです。では、観察、察知したうえで、次です。それ、そのままにしませんでした?適切なコミュニケーションしましたか?もしかしたら、お願いね!には、断れれると困るんだけど、といった意味を持って伝えませんでしたか。はい、ここが重要なポイントですね。目に見える部分と、見えない部分がある。氷山モデル、ぜひ意識して頂けると良いと思います。そして、この目に見えない部分。変化しやすいです。人はそもそも感情の域もですよね。あなたも毎日感情がありますよね。私は感情を持ち込まないようにしている。たまにいらっしゃいます。持ち込まないようにしている、ですので、ある、はあるんですよね。それを見ないようにしている、と言った方が近いかなと思っております。ですので、感情を見る、を一度試して頂くと良いかもしれません。まずは、目に見える部分と、見えない部分があるよ。これはぜひ覚えておいて損はないです。